社会人生活2年目~5年目で実際に経験したブラック企業の実態と、そこで得た教訓の話。
ブラック企業で働きたくない人は、自分なりの基準を持ちましょう。
全部が理想の企業なんて見つからないので、妥協できないポイントを明確にしておくといいですよ。
そうしないと、いい職場に出会えるかが全て運任せになってしまいます。
お疲れ様です、まいたけ(@maitakesan1)です(^-^)
これまでのあらすじ
まいたけです!ブラック企業の実態と、そこで学んだ教訓をお伝えします!
ブラック企業とは?自分にとって何がブラックなのかを知ろう
ブラック企業(ブラックきぎょう)またはブラック会社(ブラックがいしゃ)とは、広義としては暴力団などの反社会的団体との繋がりを持つなど違法行為を常態化させた会社を指し、狭義には新興産業において若者を大量に採用し、過重労働・違法労働・パワハラによって使いつぶし、次々と離職に追い込む成長大企業を指す[1]。「従業員の人権を踏みにじるような全ての行為を認識しつつも適切な対応をせずに放置している企業」との指摘もある[2]。
引用:Wikipedia
ブラック企業の定義は上記の通りですが、大切なのはあなたがどう思うかです。
ホワイトと言われる企業でも、あなたにとってはいい職場とは限らないので、自分は何を大切にするのか?
これを明確にするといいと思います。
自分なりの物差しがないと、どこに行っても不満だらけの人間になってしまいますよ。
ブラック企業の労働環境
①長時間労働
ブラック企業の代表的な症状ですね。
人が足りない・・・となった時に、売上を優先するか、従業員を優先するか。
もちろん、どちらも解決するのが経営者の仕事ですが、ブラック経営者はこう考えます。
「とりあえず、今いる人でなんとかするしかない」
そうすると意外となんとかなってしまうもので、これにより人手不足の危機感が薄れていくという図式。
更に悪いことに人件費が浮くので、それに合わせてコスト計画を立てるようになります。
これが麻薬のようなもので、悪いと思っていても抜け出せなくなるのは容易に想像できますね。
これに不満を持った従業員は何も言わずに辞めるので、症状がどんどん悪化するのも特徴です。
そして残された人たちに更に負荷がかかっていくのです。。。
②人員確保をしてくれない
慢性的に人が不足しています。
何故か?
現場からすれば、「過度な負担を我慢してやっと回っている」状態。
経営者からすれば、「大変なのは分かるけどなんとか回ってるから大丈夫かな?」状態。
「俺たちはもっと大変だった。これくらいで文句言うな」と思ってるかもしれませんね。
後輩に同じ苦労をさせんようにするのが先輩の仕事やろ!
と言ってやりたいですね。
③異動・引っ越しが超多い
店長クラスでもバンバン辞めていくので、玉突き異動がしょっちゅう発生します。
これは居酒屋に特有の事情かもですが、電車が動いてない時間に勤務するので、店舗近くに強制的に引っ越しさせられます。
僕も3年半の間で、研修期間含めなんと5回も引っ越しました。
途中から段ボールの開封も諦めて、家の中が殺風景で寂しかったですね。
明け方に勤務が終わって、何もない家に帰り、「俺何やってんだろ・・・」と思う日々。
そんな時でもお腹は空きます。
コンビニの唐揚げ弁当とレッドブルが切なかった。
ブラック企業の風土
ここからは、ブラック企業の風土を見ていきます。
劣悪な環境は、企業の体質から生じていることがほとんどです。
①パワータイプの上司
とにかく、パワータイプの上司が多い。
これには明確な理由があります。
後述しますが、ブラック企業ではパワータイプが出世しやすいからです。
僕が知っている/体験した限りでも、
・「人がいないなら休日出勤しろ」と普通に言う
・出勤簿を法令違反にならないように書き換える
・会議に遅刻した部下の首根っこを掴んで引きずり倒す
・目標達成するまで勤務終了させない
こんな人たちがたくさんいて、しかも出世していました。
②ゴリ押しの運営
パワータイプばかりが会社を運営するとどうなるか。
答えは、超トップダウンの硬直した運営です。
本部長は会社の方針を部長にゴリ押し。
部長は本部長に詰められないようマネージャーにゴリ押し。
マネージャーは部長が怖いから現場にゴリ押し。
現場はマネージャーに怒られたくないからアルバイトにゴリ押し。
結果、お客様に会社の都合をゴリ押し。
これに気が付いた時、心の底から絶望しました。
誰も自分の望むことをやってない、こんな会社で一体誰が幸せになるんだと。
③根性論
創業当時の劣悪な環境を乗り越えて成果を出してきた経営者と、その当時の仲間たち。
当時の強烈な成功体験を忘れられず、業績の低迷を根性でカバーしようとします。
そして、中には期待に応えて成果を出す人もいます。
そうすると、
「あいつにできるんだから君にもできる!できない理由を考えるな!」
となってしまう訳です。
これはきついですよ。
長時間のサービス残業で生まれた成果なのに、なんでできることをやらないんだ!と言われるのです。
冷静に考えれば分かるんですが、当時は反論する気力もなく、言われる通りに働いてました。
壊れる寸前ですね。
ブラック企業に向いている人
そんなブラック企業にも、向き不向きがあります。
向いているというのも変な言い方ですが、書いてみます。
①体力がある
どんな仕事でもそうでしょうが、ブラック企業では特に体力が重要です。
ライバルがどんどん退職するので、残っていればある程度は出世できます。
②ゼロから1を生み出せる
現状を変えていかないと、過酷な環境に飲み込まれてしまいます。
人も経営環境も変化が激しいので、今まで通りにやっていると消耗するだけで何もできなくなります。
③度胸がある
オラオラしたアルバイト、ゴリゴリの上司、アルコールが入って昂っていらっしゃるお客様。
度胸がないと、こんな人たちと渡り合えないです。
実際、僕は遠慮がちな性格のせいでアルバイトに舐められ、上司にいびられ、お客様にはフライドポテトや枝豆を投げ付けられました。
お客様とて許せん!!
ブラック企業に向いてない人
向いてる人は続けても続けなくてもいいですが、向いてない人は即やめた方がいいです。
会社のために尽くしても、あなたの時間と健康は戻ってきません!
①体力がない
言わずもがなです。
体力が尽きると、精神も破壊されます。
そうなる前に転職してください。
②言われたことしかできない
どこまで頑張るのか、自分で決められない人は泥沼にはまります。
あれもこれもやらなきゃ・・・と思っているうちに抜け出せなくなります。
際限なく仕事が降ってくるので、自分でコントロールすることが大事です。
教訓
ブラック企業で3年半働いた教訓です。
①主体的に行動できないなら辞めた方がいい
ブラック企業で圧倒的に成長した、という人も多いと思います。
ただその人は、ブラック企業にいなくても成長したはずです。
自分の頭で考えず言われたことをやり続けているようでは、どんなに長く働いても成長しません。
結果として心と体を破壊され、大切な時間まで奪われる。
ブラック企業で働いていて、活躍できている自覚がなければすぐに辞めた方がいいです。
②退職するための知識と勇気
今辞めても何のスキルもないし・・・
次の職場で活躍できるか分からないし・・・
本当にそうですか?
実際に転職活動してみて、自分の市場価値を調べましたか?
同じような境遇の人がいないか、ネットで調べましたか?
あなたが今抱えている不安は、知識を持つことによって解決できます。
多くの人が間違えていますが、大胆な行動ができる人は勇気があるから行動できるのではありません。
大丈夫だと知っているから、大胆な行動に走る勇気を持てるのです。
知識が先です。
この先のことが心配で退職する勇気が持てない人へ。
今の環境から逃げ出す勇気が持てないなら、周りに相談して、自分で調べて、知識を持ちましょう。
知識を持てば、決断する勇気が湧いてくると思いますよ。
応援しています!
それではまた!
【備忘】ブログに使った時間 102h